【重要】名古屋女子大学短期大学部の学生募集停止(令和7年度以降)について
日頃より学校法人越原学園、名古屋女子大学短期大学部へのご理解ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、学校法人越原学園は令和6(2024)年2月8日開催の理事会において、名古屋女子大学短期大学部の令和7(2025)年度以降の学生募集を停止することを決定いたしました。
名古屋女子大学短期大学部は、大正4(1915)年に学園訓を「親切」として創立された名古屋女学校を前身として、昭和25(1950)年にその学園訓を受け継ぎ、「学園の信条である『親切』を根幹として、個々の人格を陶冶し、かつ高い教養を身に纏った、よき家庭人であり力強き職能人としての女性を育成すること」を建学の精神として、名古屋女学院短期大学(現在の名古屋女子大学短期大学部)を開学し、令和7(2025)年には学園創立110年を迎えます。これまで、建学の精神に基づく有為な人材の育成に努め、社会で活躍する3万3千人を超える多くの卒業生を社会に輩出し、多方面で活躍しています。
しかしながら、18歳人口の減少と4年制大学志向など近年の社会状況の変化による影響は大きく、全国的に短期大学志願者は激減しています。そのような状況の下、本法人は名古屋女子大学短期大学部の今後について慎重に検討を重ねてまいりました。その結果、誠に残念ではありますが、令和6(2024)年度入学生を最後に令和7(2025)年度以降の学生募集を停止することを決定いたしました。
令和6(2024)年度入学生を含むすべての在学生に対する教育、進路支援等につきましては、これまでと同様、全力を挙げて取り組んでまいります。卒業後の証明書発行の手続き、春光会(同窓会)の活動についても、支障のない支援体制を整えてまいります。
在学生、保護者、卒業生、本学の教育にご理解を示していただきました高等学校、そして本学を支えてくださった地域の方々等、これまで名古屋女子大学短期大学部の教育・研究にご理解を賜りました皆様方に厚く御礼申し上げます。そして、令和7(2025)年度以降の学生募集停止に至りました事情をご賢察いただき、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
令和6(2024)年2月16日
以上、HPより引用。
1 地理
名古屋女子大学短期大学部という名で、短期大学部は大学の一部のようなイメージで名古屋女子大学の学部が閉じるように思いますが、そしてそれは間違っていないのですが、短期大学部と名乗っていても法律上は大学とは別の短期大学になっています。
名古屋女子大学短期大学部は、名古屋女子大学と同じキャンパス内にあります。この大学は1キャンパスのみで、愛知県名古屋市の瑞穂区にあり、地下鉄桜通線の瑞穂区役所前駅から350m徒歩5分となっていて、立地はとてもよい場所にあります。しかし、周りには多くの大学や高校などがひしめき合っていて、競争率は高いと感じました。
2 大学全体のイメージとキャンパスの様子
愛知や名古屋の女子大学、女子短期大学は、
名古屋柳城女子大学
などがあって、区別しにくいです。名古屋女子大学は瑞穂にあって、栄養看護医療保育系の総合大学ですね。こちらの大学本体も同時に共学化して、名古屋葵大学になるそうです。生き残りに向けて頑張ってほしいです。
3 学部学科編成
生活学科(入学定員50名/収容100名)
保育学科(2年制50名、3年制90名)
生活学科は情報、ビジネス、被服、食物と分かれていますが、栄養士や被服系の資格は取れないようです。ちょっとずるい書き方ですね。保育学科は2年制、3年制に分かれています。幼保の両方が取れるようです。
4 募集停止の経緯
2021年→2022年→2023年
全体163→138→128(49.3%)
生活52→53→30
保育111→85→98
保育の3年制はよいのですが、残りは入学者が減り50%を切ったので、おそらく改組という流れかと思います。本体の大学の方も共学化しますが、名古屋女子大学も定員充足率が68.6%なので、共学化することで男子が入ってくるとよいと思います。医療系があるので回復が見込めると思います。
5 所感
女子大学が共学化するのは、施設の改修、創立の目的、卒業生の反発など難しいこともあると思いますが、ぜひうまくいくとよいなと思っています。短大部の閉鎖はさみしいですね。名古屋の受験の仕組みが関東や関西とは違うとも聞くので、うまく地元の高校に受け入れてもらうことが大切ですね。