大学募集停止、短期大学募集停止観察と個人的なつぶやき

セカイの果ての孤島です。RPGで最後の方に来ることができるあれです!( ゚ 3゚)最近、大学募集停止に興味あります

創価女子短期大学の募集停止

創価女子短期大学の学生募集停止(2026年度以降)と今後の対応について
お知らせ
日頃より創価大学、創価女子短期大学にご支援、ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

学校法人創価大学は、2024年3月28日に開催した理事会におきまして、創価女子短期大学の2026年度以降の学生募集を停止することを決定いたしました。

創価女子短期大学は、1985年4月、建学の指針に「知性と福徳ゆたかな女性」「自己の信条をもち人間共和をめざす女性」「社会性と国際性に富む女性」を掲げ、開学以来、約40年にわたり、教育事業を展開してまいりました。
この間、幾度となく創立者池田大作先生に御来校いただき、特別講義「学問と人生と幸福を語る―青春の努力こそ宝!」をはじめ、学生に直接ご講演されるなど、数多くの歴史を築いてくださいました。また、資格取得の総合的な支援システムや、海外研修プログラム等による実践的な英語教育、就職支援を中心としたきめ細かなキャリア支援、ICTを活用したアクティブラーニングの取り組みが、先進的な教育活動として文部科学省の支援事業に採択されるなど特色ある短大教育を行ってまいりました。
こうした教育環境で学生は成長し、資格試験の検定協会からの受賞や世界大会での入賞、東京都の「都民による事業提案制度」の選定、学外のビジネスコンテストでの数々の表彰や日本一に3回輝くなど多くの教育成果をあげてまいりました。2024年3月現在で卒業生は12,454人となり、国内外の企業や地域をはじめとした社会の様々な分野で活躍しています。

しかしながら、18歳人口の減少や共学・四年制大学志向が強まるなど、近年の社会状況の変化による影響は大きく、短期大学の学生募集は厳しい状況となっています。創価女子短期大学では、教育の充実や募集活動の努力を重ねてまいりましたが、近年は入学定員の未充足が続いており、同様に将来的にも厳しい状況が見込まれます。

この状況を踏まえ、学校法人創価大学として、社会の多様な教育ニーズに対応するべく今後の方向性について検討を重ねた結果、創価大学で2026年度を目指して開設準備を進めている「経済経営学部 ビジネス学科」(仮称:設置構想中)において、創価女子短期大学国際ビジネス学科の教育理念やその学びを引き継ぎ、より幅広く専門的に学べるようにいたします。なかでも、創価女子短期大学が培ってきた女性教育や資格取得支援、語学教育プログラム等の特色については、創価大学の教育プログラムや研究所、各センターなどで受け継ぎ、創価大学全体として創価女子短期大学の建学の指針の継承を図ってまいります。

創価女子短期大学の学生募集については、2025年度募集(本年度実施の2025年4月入学生対象の入学試験)が最後となりますが、2025年度入学生を含むすべての在学生に対しては、卒業に至るまで現在の教育環境を継続し、学生生活や進路・就職の支援等についても、これまで同様に万全を尽くしてまいります。また、卒業後の証明書発行等の手続きについても創価大学で対応いたします。卒業生の親睦や交流については、短大白鳥会(同窓会組織)を中心に継続し、充実に努めてまいります。

卒業生、在学生、ご父母・保証人、創価女子短期大学の教育にご理解を示してくださっていた高等学校、そして支えてくださった地域の方々等、これまで創価女子短期大学の教育・研究にご理解を賜りました皆様方に深く御礼申し上げます。創立者が創価女子短期大学の女性教育を通じて構想された女性リーダー育成の伝統は、創価大学において着実に継承してまいります。2030年の創価教育100周年への学校法人創価大学の新たな一歩としてご理解を賜り、変わらぬご支援をよろしくお願い申し上げます。

なお、在学生には説明会を開催し、ご父母・保証人の皆様、関係各機関の皆様には、2024年4月26日付で文書を発送いたしました。
 
2024年5月1日
学校法人創価大学
理事長 田代 康則
創価女子短期大学
学長  水元 昇

以上、HPより引用。


1 法人や沿革

学校法人創価大学が運営している。同法人は、

・創価大学(大学院含む)

・創価女子短期大学

を経営している。創価の小中高を運営している学校法人創価学園とは別の法人である。しかし、同じ池田大作氏を創立者にもち同じ名を冠していることから結びつきの強さは感じられる。他にもアメリカ、ブラジル、香港、韓国、マレーシア、シンガポールなどに学校を持っている。

1905年に起源をもつが、実際には1984年開学で、創価大学よりもさらに後という全国的には珍しいタイプ(多くは、短期大学→大学の順で開学する)である。大きく、経営科と英語科があったが、2018年に英語コミュニケーション学科は募集停止し、2024年に国際ビジネス学科も募集停止することになった。

大学院1、大学1、短期大学1を運営している。

 

2 地理

法人は、東京都八王子市丹木町1-236にあり、創価大学も短期大学も同じ敷地内にある。私事だが、この大学には数回行ったことがあり、そのキャンパスの広さと規模感に驚いたことがある(当時、教育学部は古かったが)。八王子駅からバスで25分くらいかかるが、この大学においては地理的な問題が問題になるのかという特殊な事情なので、行きにくさはこの際、問題としないでおきたい。

 

3 大学全体のイメージとキャンパスの様子

とにかく規模の大きさ、広さがすごく、大学内の食堂もサブウェイが入っている(行った当時)など理想的な総合大学の様相であった。短期大学はバスの入口の方からは近く、すぐ左にあったように記憶している。


4 学部学科編成

国際ビジネス学科(入学定員150名)※ただし、2022年度まで250名

単一学科でビジネスだが、国際の名の通り英語教育に非常に力を入れている。


5 募集停止の経緯(と財務)

2020年→2021年→2022年→2023年

206→144→90→95(63.3%)

全体46.3%

短期大学の凋落が激しく、ここ数年で募集停止をした短期大学や大学と同じく2020年以降の入学者減が決め手になったと思われる。しかしながら、損切りの判断が素晴らしく早く(褒めてる)、英語コミュニケーション学科もまだ100人入学者がいたにもかかわらず、経営判断で募集停止し、今回もビジネス学科もまだ95人入学者がいるにもかかわらず経営判断でやめている。もちろんすでに赤字だと思うが、他の大学だったらまだ経営を続けているだろう。この思い切りの良さはよほど切れる人がいるのだと想像する。


6 所感

まだ続けられるだろうに陰りで経営をストップするのは、東京女学館も恵泉女学園も神戸海星女子学院も同じだが、創価も含めてこれらの学園は素晴らしいと思う。将に必要なのは進む力もだが、撤退の判断こそ真価が表れると思っています。

※短期大学部は制度上は大学の一部ではなく、短期大学として独立して認可されています。